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FIDO2認証対応「YubiOn FIDO Logon」クラウドサービス開始 〜FIDO2認証でより安全により便利な社会へ〜 プレスリリース発表


FIDO2認証対応「YubiOn FIDO Logon」クラウドサービス開始

〜FIDO2認証でより安全により便利な社会へ〜


2021年5月12日


 株式会社ソフト技研(代表取締役 藤田法夫 1983年設立)は「YubiOnセキュリティ認証サービス」、パスワードレスの世界を誰でも簡単に実現できる「YubiOn FIDO Logon」 クラウドサービスを2021年5月12日より提供開始します。記憶であるパスワードと認証デバイスによるOTPを利用した2要素認証「YubiOnポータル認証サービス」を展開しています。現在、コロナ禍によるリモートワークの増加、ゼロトラストで安心・安全が求められています。最新のFIDO2認証により、パスワードが抱えるリスク低減と利便性向上を目的に、利用者の生体情報(指紋・静脈・顔認証等)や利用者が所有する認証デバイス(専用トークン・モバイル端末等)を用いることによるパスワードレス認証が注目されるようになりました。


 今回、FIDO認定された自社開発の「YubiOn FIDO2(R) Server」を利用した「YubiOn FIDO Logon」クラウドサービスを提供開始します。「YubiOn FIDO Logon」クラウドサービスは、情報システム部門の管理者が認証機能を簡単に管理できるように管理サイトを備えており、業務の効率化も実現できます。効率化によって、担当者は新しいデータの活用や社内サービスの開発に集中することができます。YubiOn認証ソリューションを適用することにより、情報システム部門はデジタルトランスフォーメーションなどの新しい課題により集中することができます。


 今後はさらに「YubiOn FIDO2(R) Server」機能を搭載したアプライアンスサーバーやFIDO2認証器販売などを強化し、「YubiOn FIDO Logon」クラウドサービスと共に、リモートワーク環境での認証強化やデジタルトランスフォーメーション推進に貢献していきます。



1.YubiOn FIDO Logonとは? 

 「YubiOn FIDO Logon」とは、PC端末のログオンをFIDO*を利用した2要素認証に強化できるクラウドソリューションです。Webサービスの認証ではマストとなりつつあるFIDO認証技術をPC端末のログオン認証強化で利用することにより、管理者がクラウド上で管理・制御できるところが最大の特徴です。

 * FIDO=Fast IDentity Online。業界団体'FIDO Alliance'が策定を進めている、パスワードに依存しない新しいオンライン認証の標準規格です。


2.YubiOn FIDO Logonの特徴

1)Webコンソールで管理・制御が可能

 管理者はWebコンソールから、登録した端末の状態や認証情報をいつでも確認できます。

 認証ログをWebで確認できるため、インシデント発生時にもすぐに状況把握が可能です。

2)強固なFIDO認証を簡単に導入

 ソフトウェアインストールと簡単な初期設定でPC端末のログオンをFIDO認証に  アップグレード。

 FIDOの強固なセキュリティ強度をPC端末に導入できます。

3)さまざまなFIDO認証器に対応

 「FIDO2」の仕様に基づいた各種認証器に対応しているため、認証方法を自由に選択  可能。

 「PIN」&「認証器」、「指紋」&「認証器」などパスワードを使わない組み合わせも  利用できます。


3.利用シーン

 セキュリティが気になるさまざまなシーンでお使いいただけます。

1)Active Directory(AD)をお使いの環境で、

 PC端末に2要素認証を導入したいがADの設定は変更したくない、WindowsHelloは使い  たい認証器が使えないなど、環境による制約がある場合。

 「YubiOn FIDO Logon」はADの設定に縛られることなく、自由なセキュリティ設計が  できます。

2)特定のアカウントだけ2要素認証を使いたい。

 Administrator権限を持ったWindowsアカウントだけを2要素認証にするなど、アカウント  ごとの細やかなセキュリティ設定ができます。

3)パスワード忘れの問い合わせを減らしたい。

 初回設定時にパスワード記憶機能を使うことで、以降のWindowsパスワード入力が不要  になり、パスワード忘れの問い合わせを減らすことができます。


4.製品スペック

1)システム構成図


2)動作環境

 CPU :800MHz 以上の 32 ビットまたは 64 ビットプロセッサ (1GHz 以上を推奨)

 メモリ :512MB 以上(1GB 以上を推奨)

 ストレージ :100MB 以上の空き容量

 必須ミドルウェア:.NET Framework 4.7.2以降

3)対応OS

 クライアントOS:Windows8.1、Windows10(バージョン1909以降)

 サーバーOS  :Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 R2、 Windows Server 2016、Windows Server 2019

4)主な機能

(1)2要素認証

 PC端末のログオンをパスワードとFIDO認証器による2要素認証にします。

 「PIN」&「認証器」、「指紋」&「認証器」などパスワードを使わない組み合わせも  利用できます。

(2)FIDOログオン強制機能

 Windowsのログオン時にFIDO認証器を使用したログオンを強制する機能です。

(3)スクリーンロック機能

 FIDO認証器を抜いたときに画面をロックします。

(4)オフラインログオン機能

 ・キャッシュログオン

  前回認証時のキャッシュを保持し、オフライン時の認証を行う機能(キャッシュログ   オン)です。

 ・有効期限設定

  キャッシュ情報の有効日数を設定します。

(5)リモートロックアウト機能

 Webコンソールで遠隔から端末をログオン不可状態(ロックアウト)にする機能です。

(6)認証失敗ロックアウト機能

 ・認証失敗ロックアウト

  一定回数ログオンに失敗した時、端末をロックアウトする機能です。

 ・自動解除設定

  自動ロックアウト後、一定時間経過でロックアウトを自動解除する機能です。

(7)グループポリシー機能

 YubiOn FIDO Logonの各種設定をグループ化した端末ごとに反映する機能です。

(8)ログ管理機能

 端末のログを収集し、Webコンソールで閲覧する機能です。

(9)位置情報の取得

 端末の位置情報を収集し、ログに表示する機能です。

(10)バージョン更新

 クライアントソフトウェアのバージョンアップ機能です。

(11)アンインストール制限機能

 一般利用者がソフトウェアをアンインストールできないように制限する機能です。


5.料金について

・月額 500円から/1アカウント(月払いの場合)

 ※FIDO認証器については別途ご購入いただくか、ソフト技研でも取り扱っております   ので詳しくはお問い合わせください。


6.サービスページについて

・以下のページを参照ください。



【株式会社ソフト技研について】

 ソフト技研は、創業以来37年間に渡り独立系のソフトハウスとして、防災情報等の社会システム事業におけるソフトウェア開発の実績があります。「あらゆる世界を良くする」を理念として、公共・社会システムおよびクラウドセキュリティや認証サービスを提供しています。

 コンピューターの2要素認証ログインからクラウド認証までをサポートする「YubiOn認証ソリューション」を提供しています。YubiOn認証ソリューションは、FIDOベースの多要素認証もサポートしています。従来のID・パスワードログイン方式の不安を解消し、使いやすさを追求することでオンライン認証の問題を解決できます。YubiOn認証ソリューションを利用すると、FIDOによる認証を強化することでセキュリティを強化しながら、IT資産の運用と管理のコストと労力を削減できます。

【今後の予定】

 現在提供しているOTPを利用した「WindowsLogonポータル」、「Windowsスタンドアロン」共にMac対応版をリリース予定です。


【YubiOn FIDO2(R) Server】は2019年3月11日にFIDOアライアンスより正式に認定されています。

当社はFIDOアライアンスにスポンサーレベルメンバーとして参加しています。

※「YubiOn」は株式会社ソフト技研の商標登録です。


【FIDO2とは】

 FIDOアライアンスの最新の仕様です。 FIDO2を使用するとユーザーはFIDO2認証器を利用して、デスクトップ環境とモバイル環境の両方でオンラインサービスを簡単に認証できます。 FIDO2の仕様は、World Wide Webコンソーシアム(W3C)のWeb認証(WebAuthn)仕様およびFIDO アライアンスの対応するClient-to-Authenticator Protocol(CTAP)で構成されています。


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